BSEについて

BSE(旧ムンバイ証券取引所)は、アジア初、そして世界最速の証券取引所です。インドを代表する取引所グループとして、インド資本市場の発展において重要な役割を果たしてきました。BSEは、効率的で透明性の高い市場を提供するほか、リスク管理、清算、決済、市場データサービス、教育など、多くのサービス資本市場に提供しています。同社はグローバルに展開し、国内だけでなく世界中に顧客を有しています。

課題

サイバー攻撃から重要なアプリケーションとデータを保護

BSEは、インド国家の重要情報インフラとして、国内の安全保障や経済に欠かせない重要システムを保護するという大きな役割を果たしています。また、BSEはWebアプリケーション層攻撃の標的になることが多くあります。そのため、データの効果的な保護、Webサイトのパフォーマンス向上、設定の簡素化などを実現し、セキュリティ体制を強化できる業界最高峰のソリューションが求められていました。

さらに、データベースの監視システムを最新のソリューションにアップグレードすることで、セキュリティリスクを軽減するだけでなく、規制コンプライアンスを強化し、運用とセキュリティの有効性を改善する必要性も高まっていました。

導入

Imperva WAF GatewayとData Security Fabricをスムーズに導入し、アプリケーショ
ン、API、データを迅速に強化

BSEでは、市場からのフィードバックを分析したベンダー選定が行われました。ここで求められていたのは、堅牢なデータ保護、Webサイトパフォーマンスの向上、シンプルな構成など、同社のビジネス目標や要件に合致する製品です。最終的に、BSEはImpervaとPoC(概念実証)を実施し、アプリケーション、API、データをどこからでも保護する包括的なデジタルセキュリティポートフォリオであると評価しました。

その後、BSEはImperva WAF GatewayとData Security Fabricのメリットを確認し、このソリューションを選ぶ決断を下しました。Imperva製品は管理機能が合理化されているため、BSEのシステムに対してシームレスに導入されました。さらに、シンプルな設定とポリシー調整により、BSE独自の要件に合わたセキュリティ対策をカスタマイズすることもできました。最先端のソリューションを組み合わせることで、BSEはサイバー脅威を強力に防御し、データの機密性を高めることに成功しました。

Imperva WAF Gatewayは包括的な保護ツールときめ細かな機能を提供し、貴重なWeb資産を 保護し、PCIコンプライアンスに遵守しながらOWASPトップ10のセキュリティ攻撃を防ぐことができる、理想的なソリューションです。

Imperva Data Security Fabric (DSF)は、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドにおいて、データの検出と分類、アクティビティ監視、アクセス制御、セキュリティ分析、脅威検出、コンプライアンスレポートを提供する、堅牢かつスケーラブルなプラットフォームです。DSFによって、オンプレミスとクラウドの両方で非構造化データ、半構造化データ、構造化データを包括的に保護することができます。

Imperva WAF Gatewayは、管理インターフェースがシンプルで製品設定も合理化されているため、BSEでも迅速に導入することができました。さらに、Imperva Data Security Fabricのインフラを有効にすると、BSEは計画・実施を含めて2週間以内にインストールと初期設定を完了させることに成功しました。BSEでCISOを務めるShivkumar Pandey氏は、「Impervaの全製品は、仮想アプライアンスとデータベース上のエージェントを使ってスムーズに導入することができます。また、ポリシーや制御に関する設定も簡単に行えます」と述べています。ソリューションを導入する間だけでなく、その後も、ImpervaからBSEに対する積極的かつ継続的なサポートが提供されました。「ここに、顧客にとって最適な製品となる理由があります。Impervaは、テクノロジーと個別サービスの両方において卓越性が保証されています」とPandey氏はコメントしています。

結果

重要なアプリケーションと機密データを統合的に保護

Imperva Data Security Fabricには、Impervaの分析プラットフォームが適用されています。これにより、BSEにおける監視とレポートの質が強化され、データセキュリティの可視性が高まり、全体的な導入が価値あるものになりました。また、Imperva WAF GatewayおよびData Security Fabricの統合により、包括的なサイバーセキュリティ戦略が実現しました。統合済みのプロアクティブなアプローチを通して、BSEは重要なシステムと機密データを保護できるようになりました。

これにより、BSEではWebサイトのパフォーマンスが低下する頻度が大幅に減少したほか、データベースユーザーのログイン不正使用に対する保護が強化されました。さらに、誤検知の発生がほぼゼロになりました。Imperva WAF Gatewayのセキュリティアラートによって攻撃がより深く可視化されたことで、チームが本来の業務に集中できるようになりました。

Imperva WAF GatewayとData Security Fabricは、BSEがセキュリティ体制を強化するためのカギとなるツールです。これらの製品によって、国家の安全保障と経済を支える重要システムを効果的に保護します。